Windows XPの正体 : 文字表示を滑らかにする新技術「ClearType」
Windows XPが出た当時、日本語表示はClearTypeの恩恵が受けられなかった。そのため、こんな記事が書かれていたりもした。
@IT:Windows TIPS -- Tips:IEの日本語表示でもClearTypeの恩恵に浴する
ここではDFG平成ゴシック体W3を使っている。自分も平成ゴシックは試したことがあるが、あまり綺麗なものではないので使わなかった。
Windowsにフォントスムージングがついたのは、2000年のWindows2000からで、ClearTypeが搭載されたのは、2001年のWinodowsXP。どちらも日本語環境では小さい文字サイズではフォントスムージングが利かなかった。
結局2007年1月にWindows Vistaが発売されて、メイリオが世に出るまで、マイクロソフトが提供する公式な日本語環境では、ほぼClearTypeが活用されなかったということだ。
そもそも、初代のMSゴシックが登場したのは1993年のWindows3.1で、MS P ゴシックは1995年のWindows95から搭載されている。初代から数えたら14年、MS Pゴシックから数えても12年も、昔のフォントをずっと使っていたことになる。
マイクロソフトがWindows XPを出した時に小さいサイズでもClear Typeを有効にして綺麗なフォントを出しておけばよかったのだろう。ヒラギノは無理かも知れないけど、モリサワのフォントを買って載せちゃえばよかったのに!